1970年東京生まれのジャズピアニスト。
今は亡き父親・工藤正人は京大卒言語学者でありながら、戦後「原信夫とシャープス アンド フラッツ」で活躍したアルトサックス奏者であった。
父親の影響で、自然にジャズに親しみ育つ。京大在学中に立命館大学軽音楽部のBIGBAND「Swingin' Heard Jazz Orchestra」に参加、本格的にジャズピアノ演奏に明け暮れる年月が始まる。
アマチュアとして10年程活動した後、日本ジャズ界の重鎮ピアニスト藤井貞泰氏に師事し、2006年、プロに転向。現在は同氏の率いる『藤ジャズスクール(京都)』のピアノ講師をはじめ、関西を中心とした様々なセッションやライブ演奏活動で活躍中。
工藤明人ピアノの「軸」は、“ジャズ本来のリズム・ハーモニー・ブルース感”。その堅固な軸から生まれるジャズとしての濃さと、温厚な人柄を表したような美しいピアノの音色で人気が高く、今後の活躍が期待されている。 |